2011年1月4日火曜日

セーラー ステンレス蝕刻18K-WG万年筆(仮)

正式な商品名がわからないため仮題です。ステンレスに蝕刻の施された18K-WGペン先の万年筆について。


現行製品で仕様が似ているのは銘木シリーズあたりでしょうか。勘合の仕組みが似ています。当時の定価は6000円だった様子。


ペン先は18Kのホワイトゴールドで抱きつきニブです。白金と名前が紛らわしいホワイトゴールドですが、実態は全くの別物です。白金は単体金属元素で、ホワイトゴールドは金と種々の金属の合金です。合金はその組成で色が変化します。例を挙げると、例えば銅(赤色)と亜鉛(銀白色)の合金である黄銅は銅が多いほど赤く、亜鉛が多いほど銀白色に近くなり、その中間では金色となります。ホワイトゴールドにはいくつかの種類があり、金750‰(18K)にニッケルや亜鉛、もしくはパラジウムを混ぜるものが多いと聞きます(ニッケル・亜鉛・パラジウムは銀白色の金属であり、その割合が多いと合金が銀白色気味になる)。
ステンレスの中身がだいぶさびていたので軽く磨いてあげる必要があるようです。また、セーラーのブルーブラックを入れたところ、インクの濃淡が出ず常に淡でしか書けない程度にフローが渋いです。ペンクリに持ち込んでみようかと思っています。
※2011/01/09追記
セーラーのペンクリニックで川口さんに診て頂きました。インクの掠れは経年劣化による部品の収縮が原因のようで、セーラー側に部品が無いため交換修理は不可能とのことでした。ペン先の調整でちゃんと文字を書けるようにして頂きました。モデル名を訪ねたところ、この万年筆は「タペストライト」というそうです(もしかしたらタペストライプかも?)。

スティピュラ モデルT パイライト

スティピュラのチタンペン先万年筆「モデルT」です。


趣味文で読んで気になっていたのですが、年末の某A忘年会のついでに寄ってきたアメ横で実物を発見。その時はWagner歳末ペントレの帰りだった事もあり持ち合わせが無かったためその場は見送り、再度赴いて購入と相成りました。


ペン先はマット調に仕上げられたチタン製です。横向きにstipula、縦向きにTITANIOと刻印されています。肝心の感触は…しなります。素材だけでなくニブの形状もしなりやすいように作られているよう感じられます。

合成樹脂に混じった金色の粒が気に入ったため、色はパイライトを選びました。パイライトとは日本語で黄鉄鉱のことを言い、具体的には二硫化鉄の鉱石です。一見すると金のようにも見えるため、愚か者が金を掘り当てたと大騒ぎする様をもって「愚者の金」という別名が付いています。金と黄鉄鉱を見分ける方法は簡単、試金石に鉱石を擦りつけて黒ければ黄鉄鉱、黄色ければ金ということになります(これを条痕と言い、測定機器を持ち込めない山の現場では簡便な判別法として広く用いられています)。


さて、この万年筆には当然の事ながら黄鉄鉱など一切使われておらず、クリップに収められた黄色い石はシトリン、つまり黄水晶です。石英に不純物として鉄が含まれたもので、天然の産出量は少ない方ですので、おそらく紫水晶(アメジスト)に熱処理を施して黄色くしたものだと思います(量子論的な話は割愛)。この手のクズ石は本当に安いので、そうありがたがるような物ではないでしょう。
大胆な縞模様は多色の合成樹脂を不均一に練り合わせて切削加工する事によって生まれるようです。イメージとしてはマーブルエボナイトなどが近いでしょうか。キャップと胴軸はある程度縞模様が揃いますが、首軸は別の部位から削りだしているように見受けられます。


私は頭とお尻が平らないわゆる「ベスト型」を好むため、シルエットはあまり気に入りません。なんとなくストレッチマンを連想してしまいます。私にとっての美点はペン先の素材・ペン先の柔らかさ・軸の模様、欠点はストレッチマン様のシルエット・とってつけたようなクリップ・いまいち意味がわからない葉っぱ。といったところでしょうか。このペン先と軸の美しさは欠点を補って余りあるものだと思います。
#追記

故郷の木持ち トドマツ万年筆

Wagner歳末ペントレの戦利品、大丸藤井セントラル限定20本のトドマツ万年筆です。


形としてはセーラーの銘木スタンダードの木材違いで、北海道の椴松を圧縮した材を用いています。同一タイプには他に黒檀、鉄刀木、智頭杉、富士檜(文具の蔵Rihei)などがあります。どうも三菱鉛筆の「故郷の木持ち」シリーズとして発売されたようでして、郷土愛に燃える道産子のマストアイテムなのでしょうか?


ペン先は大丸藤井セントラルおなじみのセーラー14K中型ニブに北海道刻印タイプです。このペン先は他にダイヤモンドダストを持っています。


銘木スタンダードタイプは鉄刀木に次ぐ二本目なのですが、松材はやはり鉄刀木とはだいぶ趣が違いますね。松材といえば飴色の経年変化。将来に期待です。

2010年12月28日火曜日

プラチナ グラマーBP

プラチナのグラマー(ボールペン)です。
虹風虹奈さん&笹篠さんが東京へ遊びに来るとのことで、Twitter繋がりでオフ会が開催されました。集合時間までだいぶあったので、暇つぶしに有楽町万年筆巡りです。


ユーロボックスでバキュマチックオーバーサイズを修理に出して伊東屋へ、中屋万年筆フェア中のようで出雲が並んでいます。その脇に太くて短くて黒いこれは…グラマーです。30本限定で発売中とのことで、伊東屋で見るとは思わなかったという物珍しさから1本お買い上げ。

分解してみるとどうもリフィルは4C規格のようです。インク切れの際でも安心ですね。スペーサーでリフィルを固定する形になっているので改造できるかもしれません。

USBボイスレコーダーMP3万年筆

USB接続のボイスレコーダーが付いた万年筆です。


虹風虹奈&笹篠来日オフまでの暇つぶしに秋葉原へ行ったついでに購入しました。長さは146程度で太さは146の胴軸くらいの棒です。


ペン先はどっかで見たドイツ製OEMです。大きさは146くらい。当然鉄ペンです。首軸は胴軸より一段細くなっています。


分解してみました。キャップは勘合でUSBボイスレコーダーはねじ式です。首軸以外金属軸で重め。「ナチュラルで暖かみ」は感じ取れませんでした。

2010年12月21日火曜日

シェーファー デルタグリップ

WAGNERの発足5周年記念大会の受付に「ご自由にお取り下さい」と置いてあったので貰って帰りました。


材質はステンレスでしょうか。プラスチックと金属の質感がコーヒーを入れる水筒のようです。尻軸は深絞りで作ったようでつなぎ目がありません。先のInsigniaは金ぴかで私のような若者が人前で使うにはちょっと気恥ずかしいものがありますが、こちらは黄銅色なのであまり目立たないのではないかと思ってます。


ペン先は金メッキのステンレスのようです。特に言うことなく普通にしっかり書けます。


ペン芯はこんなかんじ。エルバンのエンパイアグリーンを入れてノート取りに使ってみました。

2010年12月1日水曜日

M800赤軸

ペリカン スーベレーンM800の赤縞を購入しました。


M805青縞に続いて2本目のM800シリーズです。青の反対で赤、銀の反対で金ということで、M800赤縞となりました。インク工房で作ってもらった例の”緋袴”を入れてM805青縞とセットにして使う予定です。

M805青縞は最高にクールですが(異論は認める)、M800赤縞はなんだか暖かさを感じますね。


並べてみました。M805よりペン先が奥に刺さっているように見えます。


M800シリーズのペン先が丸研ぎに変わったという噂は聞いていましたが、実際に見てみると本当に丸研ぎになってます。(角研ぎのペリカンペン先は持ってないので手元では比較出来ないのですが…)

ペリカンで丸研ぎというとフルハルターの森山モデルが有名です。森山モデルの目的は丸く研ぐことで捻りに対する許容度を上げるためと聞いた事があります。角研ぎはひねって書くとインクが出にくいのだとか。より普通の人にとって使いやすくなったという事になるのでしょうか。これまでの角研ぎに慣れた人からは不満が出そうですね。

ブレイリオのペンシースにセットで入れてみたところ、太さがちょうどぴったりで逆さにしても落ちません。このまま使うことにしましょう。

購入店は楽天市場のカロカロです。「型番がズレているのでは?」「本当に届くのか?」と訝しむくらい妙に安いのが気になりましたが、えいやと注文してみました。無事届いてほっとしています。運悪くモンスターハンター3の発売日と重なってしまい、到着日指定から1日遅れで届きました。