2015年8月23日日曜日

ペリカン M710 トレドブラック

 M800サイズのトレド系万年筆があると、M400サイズのトレドも欲しくなるな?

 M710トレドブラックです。昔あったシルバートレドの復刻版で、天冠が全部金属の今時の奴です。そのうち買おうと思って放置してたらそろそろ無くなりそうになったので買っときました。

 今売ってるトレドはM900トレド、M700トレド、限定品のM910トレドブラック、M710トレドブラックあたりでしょう。M710トレドイエロー、トレドレッドもわりと売ってます。M910トレドイエロー、トレドレッドも売ってるところでは売ってますが…。M910トレドブラックはまだメーカ在庫もあるらしいんですが、選べるうちに行っておくべきのような気もします。

 トレドは食刻で全体を作り、手作業でペリカンの目や羽根といった部分を彫っている様子です。トレドブラックは銀がむき出しなので、金色のトレドよりも表面が硫化してくすんでいくのかもしれません。金トレドと違って銀トレドのペリカンは片方が口を開けています。

 無くなりそうなところを買ったので、選り好みはできませんでした。ペリカンの顔は悪そうで気に入ってるので良いのですが、ペン先についてはどうしようもありません。18Kの銀一色なので交換用に買う事もできません。そういうわけで以前買ったショップオリジナルのコンドルニブを付けてみました。

 銀一色の本体にペン先だけ金一色なのはどう見てもアンバランスですが、あんまり気にしてません。もうちょっとどうにかする方法があればいいんですが、M字幅のペン先をどうにかして細くしたとしても「M字幅表記のF相当特殊研磨ペン先」みたいなものが世の中に残ることになって、後世の人が混乱しそうな気がします。いっそセーラーのペン先でも突っ込んでみた方がわかりやすくて良いのかもしれません。もし手放す時が来たら、元のM字幅ニブに戻してやろうと思います。

 インク窓は緑で、視認しやすくて良いです。この点はただのM800系と比べて秀でています。トレド系の万年筆はこれで3本目ですが、トレドそのもの、しかもM400サイズは初めてです。コンチェルトやテクノロジーはちょっと取り回しに困るところがあったので、小さくて取り回しの良いこのサイズを常用しようと思います。いや、コンチェルトとテクノロジーもインク入ってますけど。

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