2012年6月2日土曜日

世界の銘木シリーズの比較

手元の世界の銘木シリーズを比較します。

 上が世界の銘木シリーズブライヤー、下が鉄刀木です。この鉄刀木は金具の色が薄く、もしかして銀トリムなのかもしれません。木理の違いもよくわかります。長さは鉄刀木の方が金具一つ分大きいようです。

ブライヤーと鉄刀木のクリップに刻印された模様を比較すると、鉄刀木の方が線が細いようです。私は前者の太い刻印しか見た事がありませんでしたので、線が細い刻印は初期製品の特徴なのでしょうか。

ちょっと形が違うような気がします。なお、現行品のキャップトップは丸い木材がありません。

こちらも金具の色や木理がよくわかります。なお、この2本はキャップを交換しても問題無くはまります。

キャップのささりは鉄刀木の方が深いようです。実用にはどちらも問題無く、ぐらつきはありません。コーティングにキズをつける可能性を孕みますので、やりたくない人はやらない方が良いのかもしれません。

艶やかな表面です。何でコーティングしたのでしょうか。 ここが曇った場合は研磨布で磨くと綺麗になります。細かいことはいいんだよ。

左がブライヤー、右が鉄刀木です。このペン先で見るべき点として、まずカラット表記(21K, 23K, 18K)、字幅表記(F, M, Bといったローマ字表記や2, 4といった数字によるもの)、パーミルの有無(18Kのみ)、右下の数字などがあります。ハート穴から見えるペン芯の溝の数も時期によって違うように思えます。

左から銘木ブライヤー、銘木鉄刀木、銘木スタンダードブライヤー、銘木スタンダード鉄刀木です。見た目の感じは全部違いますね。価格面では銘木シリーズは銘木スタンダードのおよそ倍で、各所の作り込みも比較にならないほど優れています。銘木シリーズの廃盤はペン先を含む金属パーツの共用化を進めることによって在庫を減らしスケールメリットを高める戦略のようですが、やはり作り込まれた優れた万年筆が無くなったのは惜しいです。木軸スタンダードは中から木くずが出てきたりキャップリングが外れたり軸が割れたりするからね!

セーラー 世界の銘木シリーズ 木軸鉄刀木

世界の銘木シリーズ、鉄刀木です。

このタイプはブライヤーを、鉄刀木は銘木スタンダードを持っていたのですが、前者のような下手に貴重なモデルは気軽に持ち出すことができません。普段使い用に安い中古をと考えて購入しました。

数日前に某中古万年筆屋へ入荷してから目を付けていたものです。鉄刀木は2本の在庫がありましたが、どうもこちらは金具の色味が薄いように見て取れました。ペン先の金色は同じなのに、金具の色が違う。これは劣化なのか、それとも…? 勘合部分は金具と金具が接していますので、キャップを閉じる際にパチンと小気味好い音が鳴ります。

 模様が彫ってあるのですが、どうも左に寄っているように見えます。また、ブライヤーに比べると模様の線が細いように感じます。軸は少し曇っていたのですが、磨き布で磨いて艶を取り戻しました。

天冠は丸い鉄刀木のチップが貼り付けてあります。最新版(といっても廃盤品ですが)はここに木材は無く、金属パーツだけで構成されています。コスト削減やら樹脂劣化防止やら言われますがいまいちよくわかりません。

横から見るとこのようになっています。金具の段差の具合がブライヤーと違うような? 鉄刀木の木目もわかります。

こうして見るとわかりますが、金具の金がだいぶ薄く見えます。むしろこれは銀色と言っても良いのかもしれません。 過去にはシルバートリムも存在したと言いますが、これがそうなのでしょうか。

 21K中字となります。銘木シリーズのペン先には複数種類があり、21K→23K→18Kと変化したのだとか。18Kにも単に18Kと書いてあるものと18K750表記のあるものがあります。こちらは21Kということでかなり古いモデルであることがわかります。

ブライヤーはかなりスッパリと面の出たヌラヌラだったのですが、こちらは普通のペン先風です。字幅も現行の中字とだいたい一緒だと思います。というか、こっちが普通であのブライヤーがおかしい。

今日は新宿に出る用事があり、昼休みに購入しました。当初は普段使いできる銘木をと考えてのチョイスだったのですが、よく見てみたらわりと貴重なモデルみたいで普段使いにできないのかもしれません。とりあえず御影グレーを入れて使ってみています。

2012年4月29日日曜日

ペリカン K625 ダークブルー

ペリカンの銀製ボールペン K625の半透明ダークブルーです。

所用で代々木上原から尾山台まで移動することになったのですが、用事と用事の間に時間があったため新宿で降りてフラフラしておりました。いつものように西口から出てビックカメラ周辺の階段から地上に上がり、キングダムノートへ入りました。

エレベータを降りて左側にあるショーケースを眺めていると、どうも現在はモンブランに注力しているようです。私はあまりモンブランを好みませんので(高いです)さっさと進もうと思ったのですが、その隣のショーケースに見慣れない銀色のボールペンがあるではないですか。 キズの状況を見たところ軽く擦れば目立たなくなりそうでしたので購入を決めました。

実は前にM625を買いにキングダムノートへ行ったことがあったのですが、自分が来店するすこし前にネットから注文が入ってしまったため買えず仕舞いだったということがありました(さっさと買えよという話ですが、実物を目で見てから購入を決めたかったのです)。早いもの勝ちが基本なので文句を言うつもりはありませんが、その時から何かの機会に625のブルーを買おうと決めておりました。

側面にAg925の刻印があります。これは925mass‰の銀とその他の金属の合金であることを示しています。 925‰は最も硬く硫化しにくいと聞いた事があります。

フラッシュを強く焚いてプラスチックを透かせてみました。内部構造がよくわかりますね。ご覧の通り、シュミットの低粘度油性インクであるeasyFLOWが入っています。たまにダマが出来るのが気になるのですが、なめらかな書き心地は気に入っています。ペリカンはいわゆるパーカータイプと呼ばれるリフィルが使えるため、例えば100円ショップで売っている2本100円のゲルインクリフィルやモンテグラッパの茶色や緑といったカラフルなリフィルも使うことができます。

この手の高級ボールペンというものにはあまり縁が無く、他にはパーカーのプリミア ビゾンフォンセのBPしか持っておりません。というのも、ボールペンというものはリフィルの書き味が重要な位置を占めており、軸によって決まる持ちやすさや扱いやすさがいくら良くてもリフィルが悪ければ意味が無いと思っているからです。また、ボールペンの100円、1万円、5万円ではともすればリフィル自体は全て同じであり、違うのは軸がプラスチックか金属か高級金属かということも多く見られます。そういうわけでボールペンは主に故郷の木持ちにジェットストリームのリフィルを入れて使っていたのですが、なぜ今更K625を購入したかというと…くっ

2012年4月12日木曜日

ロジクール ワイヤレススピーカーアダプターWSA-BT

ロジクールのワイヤレススピーカーアダプター WSA-BTを買いました。

パソコンとオーディオシステムの接続は長年の課題だったのですが、パソコンデスクとオーディオラックが対面する壁に接するように配置されているために有線接続できませんでした。無線によって音を飛ばすことも考えましたが、当時は車載用FMトランスミッタをUSB電源に改造する程度の方法しか存在せず、泣く泣く諦めた覚えがあります。
パソコンの買い換えを契機に周辺環境の整理を始めたこともあり、数年ぶりに無線とオーディオ周りを調べてみたところ、どうも先月ロジクールからそれらしい機械が発売されたとのこと。ネット上に購入報告が無かったり対応するプロファイルが一切不明だったりと不安もありましたが、とりあえず買ってみました。

本体はロジクールらしいストレスフルなブリスターパックに入っていました。付属品として極性統一#2(つまりPSPと同じサイズ)で5V1AのACアダプタと安っぽいRCAオス-ステレオミニプラグオスのケーブルが入っていました。 寸法はおよそ8x8x3cmの箱形、だいたい100gくらいです。上面はマット調、側面は艶のあるピアノブラックで、オーディオラックにアンプやスピーカーと共に並べても違和感のないデザインとなっています。

Bluetoothの接続方法は簡単で、こちら側ではコネクトボタンを押すだけ。 パソコンやウォークマン側で周囲の機器を探し、(5D)Logicool Adapterへ繋ぎます。

入力はセンタープラスのEIAJ#2(5V1A)、出力はステレオミニプラグとRCAの2つがあります。

 待機中はLEDが赤に、接続中は緑に変わります。検索中は赤が点滅します。

 最近話題になった山水のアンプに乗せてみました。ステレオラックに溶け込みやすい外観ですね。現在はALPINE/LUXMANのLV-105uに繋いでいます。
私の耳が腐っている都合上、2.4GHz帯のキレのある表現力や周波数ホッピングによる微妙なブレといったものは感じ取ることができないのですが、とりあえずイヤホン直挿しして聞いてみたところ無音部分なのに雑音が混ざるとかそういうことはありませんでした。


ロジクールのサイトに一切の情報が無かったのでちょっと心配していましたが、対応するプロファイルはA2DP Sinkのようです(さすがにどこぞの林檎のようなHSPのみ対応ではありませんでした)。パソコンからはその他のデバイスとして認識されていました。

 ペアリング後は、上記の接続ボタンを押せばWSA-BT側から音が出るようになります。


ついでにSONYのウォークマンからも接続してみました。こちらも問題無く音が出ています。

2012年3月18日日曜日

セーラー プロギアラメブラック

プロギアの限定品、ラメブラックです。

タカシマヤ趣味の文具箱祭限定のプロギアバリエーションです。高島屋4店舗合計で限定35本。同時にプロギアスリムのシースルーホワイト、ピンク色のプロギアスリムパールピンクボールペンも発売されました。

 同時期に発売された定番品のインペリアルブラックやJCB THE CLASS限定万年筆、日本橋高島屋限定ブルーブラックのように、クリップやキャップリング、ペン先など全ての金属パーツが黒くイオンプレーティング塗装されています。字幅は中字のみ。また、ナガサワ文具センター130周年記念万年筆シルエットに付属したものと同じブラックIP塗装コンバーターが付属します。

 首軸は黒い樹脂です。キャップ先端と尻軸先端も通常の黒い樹脂となっています。色違い製品にありがちな構成です。
趣味文の写真ではともすればマットブラックにも見えてしまうようでしたが、実際の色はもっとマグドロン風です。黒い樹脂と並べてみれば色合いの違いは一目でわかります。また、金銀の金具も並べて比較してみると違いがよくわかります。

いわゆるガンメタ(ガンメタルは青銅だから金色なんですけどね)調の万年筆は2本目となり、どちらも高島屋の限定品です。

2012年3月2日金曜日

DAKS 115th Anniversary万年筆

イギリスを代表するファッションブランドDAKSの115周年記念万年筆です。

DAKSアプレイド万年筆のバリエーション商品です。具体的な違いはキャップの模様、軸の色、天冠の模様でしょうか。色はビキューナで、いわゆるぺんてるのボールペンで有名なビクーニャですね。アルパカの仲間で赤褐色をしているらしいです。他にはブラックとキャメルがあり、この3色はDAKSの代名詞であるハウスチェックの色だそうです。

 キャップは黄銅にロジウムメッキ、胴軸は黄銅にラッカーとのことです。胴軸の金属部分には115thとAnniversaryの文字があります。

ペン先にはDAKSの文字があります。 字幅は中字のみ。

天冠は通常のDDマークではなく、Dが4つとなっています。ちょっとズレてるのはご愛敬。

大きめの専用ケースに入っていました。

インクボトルとカートリッジにもDAKSの文字があります。これに加えてコンバーターが付属しました。

店員さんに「金属製のプロギアは無いか」と質問したところこうなりました。自分がDAKSの万年筆を持つとは夢にも思いませんでしたが、罠にかかったようです。皆さんもお気を付けください。

2012年2月20日月曜日

プロフィットシータ梨子地万年筆

波動万年筆が増えました。(参考:プロフィットシータ)

アメ横の万年筆店にて購入しました。旧商品ということで定価の5割引です。

モノとしてはプロフィット21梨子地の旧軸とほぼ同じです。天冠とペン先に違いが見て取れます。

ペン先にyのような刻印があります。 21Kの下にはTHETAの刻印があり、これがセーラー85周年記念波動万年筆シータの一族であることがわかります。しかしながら、通常のシータとプロフィットシータにはyではなくΘの刻印があるため、シータシリーズ標準のペン先ではありません。某日本橋のセーラー店員さんにモデル名を問い合わせてみましたが、詳細は不明でした。もしかしたらどこかの限定品や、ネット上に名前だけ見る事ができるシータfとやらなのかもしれません。

ペン先の横顔です。字幅はMFで、引っかかりはなく書き味は良いものです。プロフィットシータもそうですが、この頃の商品はペン先も気合いが入っていたのでしょうか。

天冠にもyのようなマークが貼り付けられています。これはプロフィットシータと同じ材質のようですがこちらも図柄が違います。詳細は闇の中…