カトウセイサクショ850が2000相当になって帰ってきました。
事の顛末を書くと、新横浜の某書店で2000(金ペン)を購入したと思っていたら半年後になって実は850(鉄ペン)だった事が判明。加藤さんがお亡くなりになったため在庫が存在せず、まるごと新品交換するわけにはいかない。なんとか首軸だけ修理用部品から持ってきて2000相当となって帰ってきました。
軸の素材はセルロイド。いわゆる食物繊維ですね。
ペン先のメーカーはどこでしょうか?鉄ペンはシュミットですが、こちらは国産メーカーのようです。「SUPERIOR 14K LIFETIME GRATIFY JAPAN」の刻印があります。どうも2000と850ではペン先ペン芯だけでなく首軸も違うようで、850にあったペン芯の空気穴と対応する溝(無印丸軸万年筆やDiamond530などに見られます)がこちらには見られません。ペン芯もちょっと見た事が無い形です。古い物にはこういった形状が多かったという噂は聞きますが…
よーく拡大してみると…ペンポイントがズレていました。実際に筆記してみると段差がひっかかって紙を削るようです。今から送り返して関西へ送って修理部品を探して戻ってきて…という手間を考えると面倒臭くなってしまい、「ペンクリで直して貰うからもういい」とここでストップ。後に2度のサンライズ貿易のペンクリニックを経て書けるようになりました。
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