2011年7月3日日曜日

プラチナ #3776本栖

プラチナ万年筆のニュースタンダード、#3776本栖です。


専用の箱に入っています。気合いが入ってますね。この本栖を露払いに通常の#3776もCENTURYとして新しくなるそうです。このセンチュリーという名前はプラチナ創業だいたい100周年(1世紀)ということでしょうか。付属品がいろいろ入っていますね。コンバーターまで付属していたのは予想外でした。別に用意してたんですが…


透明AS樹脂で成形されています。プラスチックの女王ことアクリル樹脂と比べるとどうかな?と思っていましたが、見たところさほど遜色ないように見えます。今後も富士五湖シリーズとしてシリーズ化するらしいです。


クリップはベリリウム銅合金のニッケルクロムメッキです。ベリリウム銅といえばバネなどに用いられるもので、加工性に優れ、繰り返し応力に耐える優秀な金属材料です。あと火花が散らない。リング等は黄銅にニッケルクロムメッキ。


新開発のスリップシール機構です。キャップとインナーキャップの間にプレピー万年筆にあったようなバネが仕込まれています。シリアルナンバーは0699でした。Wikipediaによると3×233の答えらしいですね。

 

旧#3776に比べてキャップリングが立体的になっており、高級感が増しています。でもこのフォントと刻印はちょっと… もう少し字巾を太く、彫りを深くした方が良いと思います。


尻軸にキャップを挿すとこのようになります。


ペン先がリニューアルされ、少し見た目も変わりました。ペン先表記が漢字からローマ字表記になり、首軸の中に収まる部分の長さが短くなっているようです。手元にある#3776漆(初期型ペン先・エボナイトペン芯)に比べてインクフローが良くなっているように思います。プラチナのカーボンブラックを入れて少し書いてみましたが、イメージした細字よりちょっと太いかな?書き味は良いです。


ペン芯も一緒に新しくなっています。これまでのプラ芯に比べて表面がさらさらしているように見えます。

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