ローラーボールにパワータンクのリフィルを入れて使う改造です。
素体はR215ブルーラッカーです。M205の群れに紛れても違和感の無いボールペンが欲しくて買ったこのローラーボールですが、万年筆の補助という用途を考えると水性ペンよりも油性ペンの方が都合が良いのです。パワータンクにしてしまいましょう。
細工は見ての通りです。 ゲルインクボールペンのリフィルを切って利用しています。リフィルはパワータンクスマートシリーズ用のSJP-7です。いわゆるフィッシャーのスペースペンと同じようなものです。だいたい3atmくらいの気圧(どうでもいいですが、分圧のことを考えるときはatmが便利ですよね。やめろって言われるんですが)でインクを押しているため、重力によるアシストが期待できない上向き筆記や宇宙空間での筆記にも対応するのだとか。
チップ側はくびれの位置が違うため、筒状のリフィル片を通すことで調節しています。長さを微調整して決めていったので、小さなパーツもあります。
長さも足りないため、リフィル片を置きます。
これでローラーボールがパワータンクになりました。今はまだペリカンでしか試していませんが、各社ローラーボールリフィルの形状がほぼ同じであることを考えるとウォーターマンなどのものでも同じ方法で使えるようになるかもしれません。LAMYは長さがちょっと長いので調整が必要でしょう。モンブランは知りません。
余談です。
万年筆でいえば吸引機構のつまみ部分ですが、ローラーボールではリフィルを抜き差しする部分のキャップとなっています。右はR625の銀キャップです。
このパーツのネジはトラディショナル/スーベレーンで共通のようで、R625の尻キャップをR215に装着することができました。
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