写真中央の半楕円を挟む上下が同じブロックです。万年筆は円柱状に削り出すためこのような模様が生まれます。
反対側の面です。その場に出てきたブロックの種類によって明るい面や暗い面が現れます。小さなブロックを積み重ねて接着した大きな塊から削りだしているため、個体によって軸色や模様が様々に変わります。
表面はニスで仕上げているらしいです。セーラー公式の写真ではかなりツルツルした表面に見えたためラッカー仕上げかと思っていましたが、触ると木材ごとによる表面の違いが感じられます。
使用されている木材はケヤキ、桜、朴、ブビンガ、ウォルナットとのことです。赤茶色でツルツルがブビンガ、灰色が朴、淡い黄色がケヤキか桜、黒っぽくて道管の目立つものが胡桃だと思われます。見た感じ4種類の木材が順番にループしているように見えるのですが、使用されている木材が5種類ということはケヤキと桜が混じっているのでしょうか?わかりません。
クリップはプロフィットSTと同じもののようです。このサイズでもいくつかクリップのバリエーションがありますね。 クリップの裏側からコストダウンの影響が見て取れます。
キャップリングはこのタイプ。木軸で二重リングを作るのは強度上難しそうなので、こういうタイプになっているのかもしれません。
予約分とは別の販売分としてペンドクター川口さん調整済みを10本用意していたそうで、そちらも試し書きをしました。ところが実際に書いてみると調整済みのはずなのに試筆用紙をガリガリ削り取りペンポイントの繊維屑で字巾が太くなる始末。未調整を購入しました。
土屋木工所ブログによると他色での展開もあり得るようで期待が高まります。
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