2011年6月18日土曜日

セーラー 14K中型 ミュージック

セーラーの楽譜筆記用ペン先”ミュージック”(MS)です。


本来は楽譜用のミュージックなんですが、私の用途は通常筆記(ミュージックニブユーザーのうち楽譜に書き込んでる人の割合ってどのくらいなんでしょう?)。私は楽器が一切ダメでして、当然ながら楽譜もどの線がドなのか未だに覚えられません。今後、この万年筆が五線譜に音符を書き込むことは無いでしょう。


ただのミュージックではありません。ミュージックはミュージックでも…ロジウムメッキなのです!ふつうのミュージックニブは14k金色かヤングプロフィットのステンレスニブなのですが、これはロジウムメッキの14kミュージックです。ロジウムメッキのものは、他には趣味文通販のプロギアスリムミュージックがあります。


セーラーのミュージックは切り割り1本が特徴です。というのは、国産他社のミュージックはどちらも切り割り2本。切り割りが多いのはインク供給力向上のためという噂を聞きますが、それが正しいのであれば世界一のペン芯を誇るセーラーのこと、切り割り1本でもインク供給力は充分であるという自信の表れなのでしょうか。


ずいぶん角張ったペンポイントですね。ちょっと前のスーベレーンやカリグラフィ用のような角張ったペンポイントのため、ある程度ひねり角に気をつけないとインクが出ません。まあ、そのあたりは使ってるうちに慣れると思います。


適当に書いてみました。インクはセーラーの青墨です。ミュージックは切り割りと水平方向に太く、直交方向に細い筆記線が特徴です。簡単に言うと、マッキーの太い方に近い筆記線というわけです。イリジウムの厚さおよそ1.0mm、広さおよそ1.4mmとだいぶ肉厚なペンポイントで、剛性のある書き心地です。紙との接地面積が広く、インクも潤沢に供給されるためなめらかに書くことができます。

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