手元の世界の銘木シリーズを比較します。
上が世界の銘木シリーズブライヤー、下が鉄刀木です。この鉄刀木は金具の色が薄く、もしかして銀トリムなのかもしれません。木理の違いもよくわかります。長さは鉄刀木の方が金具一つ分大きいようです。
ブライヤーと鉄刀木のクリップに刻印された模様を比較すると、鉄刀木の方が線が細いようです。私は前者の太い刻印しか見た事がありませんでしたので、線が細い刻印は初期製品の特徴なのでしょうか。
ちょっと形が違うような気がします。なお、現行品のキャップトップは丸い木材がありません。
こちらも金具の色や木理がよくわかります。なお、この2本はキャップを交換しても問題無くはまります。
キャップのささりは鉄刀木の方が深いようです。実用にはどちらも問題無く、ぐらつきはありません。コーティングにキズをつける可能性を孕みますので、やりたくない人はやらない方が良いのかもしれません。
艶やかな表面です。何でコーティングしたのでしょうか。 ここが曇った場合は研磨布で磨くと綺麗になります。細かいことはいいんだよ。
左がブライヤー、右が鉄刀木です。このペン先で見るべき点として、まずカラット表記(21K, 23K, 18K)、字幅表記(F, M, Bといったローマ字表記や2, 4といった数字によるもの)、パーミルの有無(18Kのみ)、右下の数字などがあります。ハート穴から見えるペン芯の溝の数も時期によって違うように思えます。
左から銘木ブライヤー、銘木鉄刀木、銘木スタンダードブライヤー、銘木スタンダード鉄刀木です。見た目の感じは全部違いますね。価格面では銘木シリーズは銘木スタンダードのおよそ倍で、各所の作り込みも比較にならないほど優れています。銘木シリーズの廃盤はペン先を含む金属パーツの共用化を進めることによって在庫を減らしスケールメリットを高める戦略のようですが、やはり作り込まれた優れた万年筆が無くなったのは惜しいです。木軸スタンダードは中から木くずが出てきたりキャップリングが外れたり軸が割れたりするからね!
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